代表メッセージ
代表取締役
CEO/HIROMI HIROWATARI
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私が薬剤師をしていた当時、ほとんどの薬剤師は、処方箋の内容通りに調剤をしており、医師に意見をするような人はいませんでした。患者様が他の医療機関で併用禁忌・併用注意である薬剤や重複した薬を服用していても、医師に意見をするのは難しかったのです。その後、利用者様に寄り添った仕事がしたいと思い介護支援専門員としての仕事も始めましたが、介護支援専門員の仕事においても法人グループの都合をケアプランに組み込まざるを得ないことが多く、利用者様に寄り添った仕事はできませんでした。
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医療・介護の現場を経験する中で、次第に、「患者様や利用者様を中心とした経営支援ができる人間になりたい」と考えるようになり、経営知識を一から学ぶべく経営支援の国家資格である中小企業診断士の資格を取得しました。さらに現場での経営スキルも学ぶべく、十数年にわたり、医療機関や介護施設の経営管理を本業として現場で仕事をしてきました。
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その後、縁があって半公的機関である地域経済活性化支援機構に転籍し、ヘルスケア再生部門のマネージャーとして経営再生ステージにある医療機関や介護施設の経営支援に携わってきました。多数の経営支援を担っていく中で、当初からの想いである「患者様や利用者様を中心とした経営支援」に本気で取り組みたいと考え、CBメディカルを創設しました。
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医療機関や介護施設の収入は、大まかには設備等のハード面と人員体制等のソフト面によって定められており、患者様や利用者様のニーズが直接的には反映されにくい仕組みになっています。したがって、多くの経営支援を生業とする企業は、その部分にだけ注力し経営の改善を図る傾向にあります。私は、その支援方法では、短期的には経営は改善するかもしれませんが、中長期的な経営の改善はできないと考えています。
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私は、中長期的な経営の改善に必要なことは、経営理念を明確にし、職員一人一人に浸透させていく「ビジョナリー経営を確立すること」だと確信しています。私が、今まで出会ってきた医療機関や介護施設を創設された理事長は、どの方も患者様や利用者様を中心とした理念を持たれておりました。その想いをしっかりと受け止め、浸透させていくことが、中長期的な経営の安定化につながっていくと考えます。
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ビジョナリー経営を確立するためには、そのツールとして人・物・金・情報をマネジメントする、きめ細かな経営管理が必要になります。日々、医療・介護に専念している理事長が、そのようなきめ細かな経営管理をも担っていくことは至難の業だと思います。特に、診療報酬や介護報酬が右肩下がりとなったこの時代では、なおさらです。私たちCBメディカルは、そのような経営管理に苦慮されている理事長に寄り添い、二人三脚で理事長が掲げられた経営理念の実現に向けて支援して参ります。