医療法人 幸義会
| 所在地 | 岡山県岡山市 |
|---|---|
| 事業内容 | 病院 無床診療所 通所リハビリ 居宅介護支援事業所 院内託児所 |
| 特徴 | 20年以上にわたり、岡山県の東部地域で地域医療を提供している医療法人です。 岡山県東部地域で唯一、脳神経外科・脳神経内科及び消化器内科疾患への対応が可能な医療機関として地域に貢献しています。 |
提携の背景

長年にわたり岡山県の東部地域で地域医療を提供している医療法人です。しかし、コロナ禍や診療報酬の改定など経営環境の高度化に伴い、引き続き臨床に携わりながら経営を考え、実践していくことへの難しさに悩まされていました。そんな最中、CBメディカルとの提携の話が進み経営支援を開始しました。現在はベッドコントロールや採用など経営を全方位的に支援を行っています。
お客様の声

理事長 滝澤 貴昭先生
◆CBメディカルとの提携前に、医療法人幸義会様が抱えられていた経営課題について、教えていただけますでしょうか。
当院は岡山県の東部地域で唯一、脳神経外科・脳神経内科、さらには消化器内科疾患の患者様の対応が可能な医療機関として、多くの地域住民や医療従事者からの期待や信頼を得てきたと思っております。
一方、コロナ禍によって、病床稼働率・外来患者数、通所リハビリテーションの利用者数が大幅に減少したほか、職員の働く意欲の低下に繋がり、それらがコロナ禍以降も回復しなかったことが経営課題でした。
病棟ではクラスターが度々発生し、その影響もあってか病床稼働率が回復しないうえ、職員は目の前の労働環境を理由に患者数を制限するスタンスへと変わっていきました。通所リハビリテーションでも同様に、職員たちの働く意欲に変化が見られ、自分たちの健康被害を懸念する声が増えていき、職員間で人間関係や信頼関係が崩れていくことを実感させられました。
◆CBメディカルを知っていただいた経緯や提携を決断された理由を教えていただけますでしょうか。
2022年11月に、仲介会社から、医療・介護事業者の経営支援を行う会社としてCBメディカルを紹介いただいたことがきっかけです。
前述のような当法人の経営課題への対応に加え、診療報酬の改定や医療DXなど国の方針への対応も重なり、引き続き臨床に携わりながら経営を考え、実践していくことに私は限界を感じ始めていたことから、当法人の存続のために、経営は医師ではなく経営の専門家にお任せするべきだと考えました。そこで私は、2022年8月に仲介会社に専門家の紹介を依頼し、その後、CBメディカル・廣渡社長をご紹介いただいてお話をしました。
CBメディカルが医療・介護業界の経営支援に特化しているということへの安心と、薬剤師であり、病院事務長としての経験もある廣渡社長の、「同じ医療人として現場を改革する」という想いや姿勢に期待と心強さを感じたため、CBメディカルに全面的な経営支援をお願いすることにしました。
◆CBメディカルとの提携開始後、約2年が経ちますが具体的な変化はありましたでしょうか。
非常に大きな変化・成果を実感しています。
1年目は、当法人を担当くださっている松井さんや廣渡社長が、職員一人ひとりと面談を実施し、当法人の課題や改善点、さらには個人の悩みなどにも向き合い、私や幹部職員にも情報共有しながら速やかに解決策を見つけていただきました。また、新たな制度として、直属の上司ではない他部署の先輩職員によるメンター制度も導入いただき、各職員の成長に繋がったと感じています。
2年目には、全病床を地域包括医療病棟に転換しました。地域包括医療病棟は、厚生労働省が2024年度の診療報酬改定で目玉としている高齢者の救急患者を多く受け入れ、急性期医療と並行してリハビリテーション、栄養管理、退院支援などを包括的に提供することで在宅復帰を支援する病棟です。この病床への転換は将来的な必要性も踏まえて、まさに当院が目指してきた医療体制でした。職員不足を心配する声も上がりましたが、CBメディカルが綿密な採用計画を立案くださったことで無事に職員の増員にも成功し、病床転換を実現しました。
さらにこの年には、全職員を対象に職員の働きと頑張りを評価するインセンティブ制度を導入しました。この制度導入により職員の働く意欲が回復した結果、救急搬入件数や手術件数は大幅に増加し、病床稼働率は70~80%台から90%半ば~ほぼ満床に回復しました。また、通所リハビリテーションの利用者数も2年間で三割以上増えています。
地域包括医療病棟への転換とインセンティブ制度の導入開始により黒字転換に成功した今年度は、脳卒中の急性期医療に不可欠な脳血管撮影装置の新規入替を不安なく進められる見込みです。
◆CBメディカルの経営支援の印象について教えていただけますでしょうか。
松井さんは常に医療従事者・職員目線で問題解決に当たるスタンスで、確実に解決策を実行に移していただいています。理事長である私の立場も最大限尊重し、暖かくご指導いただくことには感謝しかありません。これまでの話し合いや対応について不平を抱いたようなことはありません。
また初めの段階で、常勤医師・幹部職員との個別面談も実施いただき、各職員からの質問に丁寧にお答えいただけたのもとても好印象でした。
◆今後、どのようなことに取り組まれたいとお考えでしょうか。
最近は、手術に関する当院の評判を聞いて岡山県外から来院される患者様が増えてきました。常に満床に近い状態で救急患者も断らざるを得ないことが増えています。
このような状況下において、当法人は岡山救急メディカルネットワークという地域医療連携推進法人に入っているため、救急医療を継続したいものの職員確保の難航などを理由に休眠病床を有する病院や有床診療所などと連携し、当法人から相手先に専門医を派遣するとともに相手先から病床を移動して有効活用させていただけないかと考えているところです。
また、無医村に近い地域も診療圏としている当法人は、高血圧・糖尿病などの内科疾患についてもかかりつけ医としての役割が期待されています。「身近にある病院の担当医師の顔を見ると安心する」「休日でも電話をすれば診てもらえて、精密検査もすぐにしてもらえて安心する」といった患者様の声を多く寄せていただいており、できるだけこのような対応も続けていきたいです。
認知症の患者様も年々増えているため脳神経内科医の増員を図り、さらなる地域医療に貢献したいとも考えています。
◆医療機関経営者様にメッセージをお願いできますでしょうか。
CBメディカルに経営支援をお願いしたことで経営面での気苦労が減り、安心できるようになりました。
当法人のような成功事例をより多くの医療・介護経営に携わる方に知っていただきたいと思います。そして、厳しい診療報酬体系など先行きが不透明であっても、経営の専門家による支援で良い方向に変われる可能性があるということを知っていただきたいと思います。






