日本医師会総合政策研究機構(日医総研)はこのほど、医業承継の実態を調査したワーキングペーパーを公表しました。
日医総研では、全国の民間医療機関およそ4,000施設(病院、診療所)の現経営者を対象にアンケート調査を行い、結果をまとめました。
昨今、経営者の高齢化や後継者不足により医業承継が注目を集めています。
しかしながら、これまで医業承継の実態を示すような全国データはほとんど存在していませんでした。今回の日医総研のアンケートは、貴重な調査結果といえます。
ワーキングペーパーでは、 後継者候補がいない2大背景が「医師の子供・親族がいない(54.3%)」「医師の子供・親族がいるが、承継の意向がない25.5%」であることが示され、かつてと比べ第三者承継や M&A となるケースが増えている状況が明らかとなりました。
また、医療機関の約4割が承継プランの選択肢のひとつとして「閉院」を考えていることも指摘されています。
地域医療を維持していくためには、病院や診療所を地域に残すことが必要です。当社でも、各提携機関と連携しながら医業承継問題に向き合い、地域医療に貢献して参ります。
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日医総研 医業承継実態調査PDFはこちら ⇒ 医業承継実態調査|日医総研
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以下、日医総研 医業承継実態調査より抜粋